外出先でワイヤレスイヤホンを使って通話をしているとき、「ごめん、風の音がすごくて何言ってるか聞こえない」と相手に言われてしまった経験はありませんか?
自分ではクリアに聞こえていても、相手の耳には「ゴォー」「ザザザ」という砂嵐のような爆音が届いてしまっていることがあります。これでは大事な用件も伝わらず、お互いにストレスが溜まってしまいますよね。

実は、この厄介な「風切り音」は、イヤホンの選び方やちょっとした設定の変更で劇的に改善することができます。
この記事では、なぜ風の音が入ってしまうのかという原因から、今すぐできる対策、そして強風の中でもクリアな会話を実現するおすすめのワイヤレスイヤホンまでを徹底解説します。
風の日でも、駅のホームでも、ストレスフリーな通話環境を手に入れましょう。

  • 風切り音の正体はマイクに直接当たる風!ノイキャンだけでは防げない
  • iPhoneなら「声を分離」モードで劇的に改善可能
  • 物理的な風防やフードを被るだけでも効果あり
  • 通話重視なら「風切り音低減機能」や「骨伝導センサー」搭載機を選ぼう

通話中の「ゴォー」という不快な風切り音の原因と対策

対策方法 仕組み・効果 手軽さ コスト
マイク設定の変更 「声を分離」などで

ノイズをカット

★★★

(設定のみ)

無料
物理的な遮断 フードや手で風を防ぐ

マイクに風を当てない

★★☆

(その場で可)

無料
イヤホンの買い替え 風切り音低減機能や

骨伝導マイクを活用

★☆☆

(購入が必要)

¥8,000~
  1. なぜ風の音が入る?ノイズキャンセリングの限界と誤解
  2. 今すぐできる物理対策!フードや角度調整の効果
  3. iPhoneユーザー必見!「声を分離」機能でクリアに
  4. アプリ設定を見直そう!風切り音低減モードの活用
  5. 自転車やランニング中は要注意!安全性とマイク性能

1. なぜ風の音が入る?ノイズキャンセリングの限界と誤解

「ノイズキャンセリング機能がついているのに、なぜ風の音がうるさいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
実は、一般的なアクティブノイズキャンセリング(ANC)は、自分が聞く音楽への騒音を消すための機能であり、通話相手に届く声をクリアにする機能(CVCノイズキャンセリングなど)とは別物であることが多いのです。

さらに、ANC用のマイクが風を拾ってしまい、逆に「ザザザ」というノイズを増幅させて自分自身の耳に不快な音を届けてしまうケースもあります。通話品質を上げるためには、「通話用マイクのノイズリダクション性能」や「風切り音低減に特化したアルゴリズム」が重要になります。

最近のモデルでは、ノイズ低減のためにデザインを工夫したり、風を検知すると自動でマイク感度を調整する機能、内側のマイクに切り替えたりする機能を持つものが増えています。

マイク部は金属に微細孔加工を施した凹凸のないデザイン意匠を採用し、高級感のあるデザインと共に風ノイズ低減に寄与しています。

引用元:WF-1000XM5 特長 : 高音質・ノイズキャンセリング | ソニー

2. 今すぐできる物理対策!フードや角度調整の効果

設定を変える前に、物理的に風を遮断するだけでも効果はあります。
例えば、パーカーのフードを被ったり、マフラーを巻いたりして、イヤホンのマイク部分に風が直接当たらないようにするだけで、ノイズは大幅に軽減されます。

また、スティック型(うどん型)のイヤホンの場合、マイクが口元に向くように角度を微調整するのも有効です。
とっさの通話で相手が聞き取りづらそうにしている場合は、風上に背を向ける、あるいは片方のイヤホンを外して手持ちマイクのように口元に近づけて話す(対応機種の場合)といったアナログな方法が、意外と最も確実な解決策になります。

3. iPhoneユーザー必見!「声を分離」機能でクリアに

iPhoneを使用している場合、iOSの標準機能である「声を分離(Voice Isolation)」を使うことで、劇的に通話品質を向上させることができます。
これは、機械学習を使って周囲の雑音を強力にカットし、あなたの声だけを抽出して相手に届ける機能です。

通話中にコントロールセンターを開き、「マイクモード」をタップして「声を分離」を選択するだけ。
これだけで、強風の中や騒がしいカフェにいても、まるで静かな部屋にいるかのようなクリアな声を相手に届けることができます。
イヤホンの性能に依存せずに使える最強の機能なので、ぜひ試してみてください。

4. アプリ設定を見直そう!風切り音低減モードの活用

Soundcore(Anker)やSONYなどの専用アプリがあるイヤホンを使っている場合、アプリ内に「風切り音低減モード」や「通話品質の最適化」といった設定項目がないか確認しましょう。
これらの機能は、デフォルトではオフになっていることもあります。

風切り音低減モードをオンにすると、マイクが拾う風のボボボという音をデジタル処理で抑え込んでくれます。
ただし、静かな場所では逆に音質が少しこもって聞こえる場合もあるため、状況に応じてオンオフを切り替えるのがスマートな使い方です。

5. 自転車やランニング中は要注意!安全性とマイク性能

自転車通勤やランニング中に通話をする場合、風切り音はさらに激しくなります。
この状況では、前方からの風が常にマイクに当たり続けるため、通常のノイズキャンセルでは処理しきれないことが多いです。

また、安全面でも注意が必要です。
風切り音を消そうとして音量を上げたり、耳を完全に塞いでしまうと、周囲の車の音や接近に気づけず非常に危険です。
移動中の通話が多い方は、風の影響を受けにくい「骨伝導マイク」を搭載したモデルや、耳を塞がないオープンイヤー型でかつ通話性能が高いモデルを選ぶことが、安全と快適さの両立につながります。

風に負けないクリアな通話!おすすめワイヤレスイヤホン5選

ここからは、通話品質に定評があり、風切り音対策もしっかり搭載されているおすすめのワイヤレスイヤホンを紹介します。
ビジネスでの大事な電話から、日常の通話まで、相手にストレスを与えないモデルを厳選しました。

  1. Anker / Soundcore Liberty 4
  2. SONY / WF-1000XM5
  3. Technics / EAH-AZ80
  4. Jabra / Elite 10
  5. EarFun / Air Pro 3
No. 製品名 参考価格 特徴・メリット こんな人におすすめ
1 Soundcore Liberty 4 ¥14,000~ コスパ最強

ノイズリダクション優秀

機能全部入りで

安く抑えたい人

2 SONY WF-1000XM5 ¥36,000~ 骨伝導センサー搭載

圧倒的な静寂と声

予算を惜しまず

最高性能が欲しい人

3 Technics EAH-AZ80 ¥36,000~ JustMyVoice機能

風の中でも声だけ届く

ビジネス通話が

多い人

4 Jabra Elite 10 ¥30,000~ 通話特化ブランド

6マイクテクノロジー

屋外での使用が

メインの人

5 EarFun Air Pro 3 ¥8,000~ 格安ながら高性能

風切り音低減あり

コスパ重視で

サブ機が欲しい人

1. 機能全部入りで風にも強いコスパ最強機 Anker (アンカー) / Soundcore Liberty 4

Ankerの「Soundcore Liberty 4」は、1万円台半ばという価格ながら、高級機に迫る機能を詰め込んだベストセラーモデルです。
独自のアルゴリズムによるノイズリダクション機能が搭載されており、周囲の雑音を除去して声をクリアに伝えます。

アプリで設定できる機能が豊富ですが、初期設定のままでは風切り音対策が弱いと感じることもあるかもしれません。
しかし、アプリ内の「風切り音の低減」モードをオンにすることで、屋外での通話品質がグッと向上します。
ハイレゾ再生やヘルスモニタリングなど多機能すぎて使いこなせるか不安になるかもしれませんが、通話性能だけでも価格以上の価値がある一台です。

2. 骨伝導センサーで風を無視する圧倒的性能 SONY (ソニー) / WF-1000XM5

ノイズキャンセリング性能で世界最高クラスを誇るソニーのフラッグシップモデルです。
このイヤホンの凄いところは、AI技術に加えて「骨伝導センサー」を搭載している点です。口を動かした時の骨の振動から、あなたが話していることを検知し、周囲の風切り音や騒音と、あなたの声を正確に分離します。

さらに、マイク部分が風のノイズを拾いにくい凹凸のないデザインになっており、物理的にも風対策がされています。
価格は高いですが、「相手に聞き返されるストレス」から完全に解放されたいなら、これ以上の選択肢はありません。

3. 声だけを抽出するビジネス特化の技術 Technics (テクニクス) / EAH-AZ80

パナソニックのオーディオブランド、テクニクスが送り出す最高級ワイヤレスイヤホンです。
特筆すべきは「JustMyVoice」という通話技術。発話者の声だけを検知し、それ以外の音(風の音や周囲の話し声)を徹底的に低減します。アプリ上で、相手に自分の声がどう聞こえているかを確認できるテスト機能があるのも自信の表れです。

本体サイズがやや大きめで、耳の小さな人にはフィット感が気になる場合もありますが、7種類のイヤーピースが付属しており、調整幅は広いです。
3台マルチポイント接続にも対応しており、PCとスマホを行き来するビジネスマンにとって最強のパートナーとなります。

4. 通話のプロフェッショナルブランド Jabra (ジャブラ) / Elite 10

ビジネス用ヘッドセットで世界的なシェアを持つJabraのコンシューマー向け最上位モデルです。
通話品質に関しては独自のこだわりがあり、合計6つのマイクと高度なアルゴリズムで、強風の中でもクリアな会話を実現します。

Jabraは物理ボタンを採用しているため、手袋をしていても操作しやすく、冬場の屋外での通話にも最適です。
ノイズキャンセリング性能も前作から大幅に強化されており、セミオープン型でありながら圧迫感のない快適な静寂を提供してくれます。
長時間つけていても疲れない装着感は、一日中通話や会議をする人にとって大きなメリットです。

5. 安くても風対策は諦めない EarFun (イヤーファン) / Air Pro 3

「予算は1万円以下、でも通話品質は妥協したくない」というわがままを叶えてくれるのがEarFun Air Pro 3です。
この価格帯では珍しく、cVc 8.0ノイズキャンセリング技術と、専用の「風切り音低減モード」を搭載しています。

さすがに数万円クラスの機種と比べると、極端な強風時にはノイズが入り込むこともありますが、日常的な風や駅のホーム程度なら十分に実用的です。
ケースの質感などは値段なりですが、中身のスペックは非常に高く、サブ機として、あるいは初めてのノイズキャンセリングイヤホンとして最適な一台です。

まとめ:風対策をマスターして、いつでもクリアな会話を

ワイヤレスイヤホンの通話で「風の音」に悩まされるのは、もう過去の話にできます。
まずはiPhoneの「声を分離」機能や、物理的な風防対策を試してみてください。それでも改善しない場合は、マイク性能や風切り音低減機能に優れたイヤホンへの買い替えが最も確実な解決策です。

  • 設定を見直す:iPhoneなら「声を分離」、アプリなら「風切り音低減」をオンにするだけで世界が変わります。
  • 物理で防ぐ:とっさの時はフードを被ったり、手で風を遮るだけでも相手へのノイズは減らせます。
  • 機能で選ぶ:買い替え時は「骨伝導センサー」や「JustMyVoice」など、通話特化の機能を重視しましょう。

風の日でも、相手に「クリアに聞こえるよ」と言ってもらえる快適さを、ぜひ手に入れてください。