2台のモニターを設置するなら、位置を別々に細かく調整したい人にはシングルアーム2つ、省スペース性や配線のまとめやすさを重視する人にはデュアルアームが向いています。上下配置を明確に想定しているなら、長いポールを備えた上下対応モデルを選ぶと判断しやすくなります。

ただし、画面サイズと耐荷重だけで決めるのは危険です。モニター背面のVESA規格、スタンドを外した本体重量、天板の厚さ、クランプを挟める奥行き、壁とアームの間に確保できる空間まで確認しましょう。2画面を支えるため、天板の強度も重要です。

デュアルアームは固定部を集約できますが、2台の位置関係が互いの可動域に影響します。シングル2つは設置面積と費用が増える一方、左右の高さや距離を独立して調整しやすい構成です。どちらが優れているかではなく、動かし方とデスク条件に合うかで選ぶことが、快適な作業環境への近道です。

  • 独立した位置調整を優先するならシングルアーム2つが有力
  • 固定部と配線をまとめたいならデュアルアームが選びやすい
  • 上下配置にはポールの高さと画面同士の干渉確認が欠かせない
  • 購入前にVESA、画面重量、天板厚、壁までの距離を照合する

モニターアームをデュアルとシングル2つから選ぶ基準

モニターアームをデュアルとシングル2つから選ぶ基準
  1. デュアルとシングル2つは調整の自由度で選ぶ
  2. 左右・上下配置に必要な可動域を見極める
  3. VESA・重量・天板の条件を照合する
  4. 壁際設置とアーム同士の干渉を避ける
  5. デメリットを踏まえて使い方に合う方式を決める

1. デュアルとシングル2つは調整の自由度で選ぶ

シングルアームを2つ使う最大の利点は、各モニターの支点を分けられることです。左右で画面サイズや重量が異なる場合や、片方だけを頻繁に手前へ寄せる場合でも、それぞれの位置を独立して調整できます。将来1台だけ別の場所へ移すときにも構成を変えやすい方法です。

デュアルアームは、1つのベースで2台を支えるため固定部をまとめやすく、デスクの縁や配線をすっきり見せやすい点が魅力です。一方のアームを動かした際に、もう一方との間隔や関節の位置が制約になることがあります。

同じ大きさの2画面を横並びで使い、設置箇所を集約したいならデュアルが合理的です。左右非対称の配置や細かな調整を優先するなら、シングル2つから検討すると希望の姿勢を作りやすくなります。

Ray
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2台の画面を一緒に動かすか、別々に動かすかを想像すると方式を選びやすくなります。

2. 左右・上下配置に必要な可動域を見極める

横並びは視線移動が自然で、資料と作業画面を並べる用途に適しています。ただし、大型モニターほど画面幅が増えるため、アームの横方向の到達範囲とデスク幅を確認してください。縦向きの画面を混ぜる場合は、回転させた画面の角が隣の画面や天板に当たらないことも重要です。

上下配置は横幅を抑えられるため、幅の狭いデスクや正面に2画面を集めたい環境で役立ちます。上段が高すぎると首を反らす姿勢になりやすいため、ポールの高さだけでなく、下段を目線付近へ置いたときの上段位置まで考えましょう。

上下対応と記載された製品でも、実際の配置範囲は画面寸法によって変わります。ベゼルを含む外形寸法とVESA穴の位置を確認し、2台を重ねたときに必要な高さを確保できるか判断することが大切です。

3. VESA・重量・天板の条件を照合する

最初に、モニター背面のネジ穴がVESA 75×75mmまたは100×100mmなど、候補製品の対応規格と一致するか確認します。画面サイズが対応範囲内でも、ネジ穴の規格が合わなければそのままでは取り付けられません。

耐荷重は、スタンドを外したモニター本体と取り付けるアクセサリーを含めて、各アームの下限と上限に収まる必要があります。軽すぎる画面もスプリングの調整範囲から外れる場合があるため、上限だけを見るのではなく下限も照合してください。

さらに、クランプまたはグロメットが対応する天板厚を確かめます。天板裏の補強材やケーブルトレーが金具とぶつからないか、縁に十分な平面があるかも採寸しましょう。荷重が一点に集中するデュアル構成では、天板自体の強度確認も欠かせません。

4. 壁際設置とアーム同士の干渉を避ける

モニターを壁ぎりぎりへ置きたい場合、アームの関節を後方へ折りたたむための空間が必要です。画面だけを壁へ近づけられても、アームの肘部分が壁に当たると希望の高さや左右位置を作れません。

購入前に、クランプ位置から壁までの距離と、アームを折りたたんだ際の向きを考えます。壁との距離が限られる環境では、固定位置を画面の真後ろから少し左右へずらし、関節を横方向へ逃がせるか検討するとよいでしょう。

シングル2つなら支点を離して干渉を避けやすい反面、クランプを取り付ける場所が2か所必要です。デュアルは固定部を集約できますが、中央付近に関節が集中します。机の幅だけでなく、背面空間まで含めた平面図を簡単に描くと設置後のずれを減らせます。

5. デメリットを踏まえて使い方に合う方式を決める

デュアルアームの注意点は、2台分の荷重が1つの固定部周辺へ集まりやすいことです。また、左右の画面サイズが異なると高さをそろえにくい場合があり、片方の位置変更がもう片方の可動範囲に影響することもあります。

シングル2つは独立性に優れますが、購入数、クランプの設置面積、調整箇所が増えます。配線経路も2系統になるため、ケーブルの余長を確保しながら、電源線や映像ケーブルが動きを妨げないようにまとめる必要があります。

設置後に頻繁に画面を動かすなら、重量に合わせてテンションを調整できる方式が便利です。ほぼ固定して使うなら、ポール式も候補になります。毎日の姿勢と画面移動の頻度を先に決めれば、不要な可動域や過剰な構成を避けられます。

シングル2つとデュアルアーム10製品を比較

シングル2つとデュアルアーム10製品を比較

比較表では、商品欄で製品とメーカー、商品画像欄で外観、ポイント欄で特徴と向いている人を確認できます。掲載順は選択肢を整理するためのもので、実測性能、人気、売上の順位を示すものではありません。モニターとデスクの条件に合う製品を優先してください。

10商品の比較表

左右にスクロールして比較できます。

商品
商品画像
ポイント
17~32インチ、1~9kgに対応する白色のシングルアームです。おすすめな人:2個使って各画面を独立調整したい人
各画面2~9kgに対応し、二重クランプベースを採用しています。おすすめな人:横並びや縦横混在の2画面をまとめたい人
上限57cmの高いポールで13~32インチの上下配置に対応します。おすすめな人:デスクの横幅を抑えて2画面を縦に並べたい人
17~32インチ、各2~10kgに対応するロングアーム仕様です。おすすめな人:左右と上下の配置を用途に応じて変えたい人
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15~27インチ、各2~7kgで個別テンション調整に対応します。おすすめな人:対応範囲内の2画面をガススプリングで動かしたい人
各10kgまでの画面を上下2段に設置できるポール式です。おすすめな人:画面の高さを手締めで調整して固定運用したい人
17~32インチ、各9kgまでの2画面に対応します。おすすめな人:ノートPCと外部モニター2台を組み合わせたい人
13~32インチ、各2~9kg対応のメカスプリング式です。おすすめな人:テンションを目盛りで確認しながら調整したい人
上下40インチ、左右35インチ、各2~12kgに対応します。おすすめな人:大型画面を横並びまたは縦積みで設置したい人
24~38インチ、各9kg以内でVESA位置をスライド調整できます。おすすめな人:大型2画面の高さをそろえて固定的に使いたい人

1. Pixio モニターアーム PS1S Wave ホワイト シングル 17-32インチ VESA 耐…

2台のモニターをそれぞれ独立して動かしたい人に適したシングルアームです。1製品で支えられるのは1画面なので、2画面構成には2個必要です。デュアル製品と比較すると固定場所は増えますが、左右で支点を分けたい環境では柔軟に配置できます。

白色のデスクや周辺機器と色を合わせやすく、モニター下を収納や小物のスペースとして使えます。上向き90度、下向き45度、左右90度、回転360度に対応しており、縦横の切り替えや前後位置の調整を行いたい場面にも役立ちます。

対応条件は17~32インチ、重量1~9kg、VESA 75×75mmまたは100×100mmです。クランプ固定とグロメット固定に対応します。取り付け後は、モニターを装着した状態でアームが水平に止まるよう調整ネジを合わせてください。

2. HUANUO PCモニターアーム デュアル 液晶ディスプレイアーム 2画面 13~32インチ対応…

横並びを基本に、片方を縦向きにするなど2画面の配置をまとめて調整したい人向けです。1つのベースで2本のアームを支えるため、シングル2個より固定部を集約したい場合の比較軸になります。

ガス圧で高さを変えられ、VESAプレート部は上向き85度、下向き30度、回転360度、左右各90度に対応します。資料を表示する縦画面と、作業用の横画面を並べる構成にも使いやすく、ケーブル通しで配線をまとめられます。

各画面は13~32インチ、モニターとアクセサリーを合わせて2~9kg、VESA 75×75mmまたは100×100mmが条件です。対応天板厚は15~90mm。二重クランプ式のほかグロメット式でも取り付けられるため、天板裏の空間も確認しましょう。

3. ErGear モニターアーム デュアル 上下 2画面 縦置き 13~32インチ 耐荷重各9kg ポ…

2画面を上下に積み、デスクの横幅を節約したい人に向くポール式モデルです。上限57cmまで使える高いポールが特徴で、横並び中心のデュアルアームとは異なる配置候補として比較できます。

チルトは上向き80度から下向き50度、スイベルは180度、回転は360度に対応します。上段に参照画面、下段に作業画面を置けば、横の作業スペースを残しながら複数の情報を確認しやすくなります。ケーブル管理機構も備えています。

各画面13~32インチ、モニターとアクセサリーを合わせて2.2~9kg、VESA 75×75mmまたは100×100mmが条件です。天板厚はクランプ式が10~70mm、グロメット式が10~65mm。画面を上下に並べた際の総高さも採寸してください。

4. ErGear モニターアーム デュアル 2画面 17~32インチ 耐荷重各10kg ガススプリング…

横並びと上下配置を用途に応じて変えたい人に適したガススプリング式です。長いアームと3つの可動関節を備え、固定的なポール式よりも前後左右へ画面を移動させたい場合の候補になります。

資料作成では2台を横に並べ、映像や配信を確認するときは片方を高い位置へ移すなど、作業内容に合わせた構成を作れます。ブラケットをモニターへ取り付けてホルダーへ差し込む方式で、アームに沿ってケーブルを収納できます。

各画面は17~32インチ、2~10kg、VESA 75×75mmまたは100×100mmに対応します。大型画面ではアーム同士や画面の角が干渉しないか確認が必要です。クランプとグロメットのどちらを使う場合も、天板の設置条件を購入前に確認してください。

5. Amazonベーシック モニターアーム デュアル デスクマウント ガススプリング式 テンション調整…

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15~27インチの2画面を使い、各アームの保持力をモニター重量に合わせて調整したい人向けです。対応範囲はほかの32インチ対応製品より狭い一方、条件内の画面を1つのベースへまとめたい場合に比較しやすい製品です。

左右の重量が違う場合も、各アームのテンションを個別に調整できます。ガススプリングは初期状態で強めに設定されているため、画面が上がる、下がるといった状態を見ながら少しずつ合わせることで、狙った位置へ固定しやすくなります。

各画面2~7kg、VESA 75×75mmまたは100×100mmが条件です。Cクランプ式とグロメット式の部品が付属し、厚さ1.0~10.2cmの天板に対応します。ネジ穴の深さに合うネジとスペーサーを選び、左右それぞれを調整してください。

Ray
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耐荷重内でも、取り付け直後のテンション調整は必要です。画面を支えながら少しずつ合わせましょう。

6. サンワダイレクト モニターアーム デュアルモニター対応 上下2台設置 クランプ固定 2画面 デュア…

横幅を広げず、2画面を縦に積んで固定的に使いたい人向けの上下配置モデルです。左右へ大きく展開するデュアルアームとは用途が異なり、正面へ情報を集約したいデスクで選びやすい構成です。

各ホルダーはレバーを手で締めて高さを調整でき、画面の向きは上下左右に180度、モニターは360度回転できます。ポール内へケーブルを通せるほか、ケーブルクリップもあり、上下2台から伸びる配線を整理できます。

VESA 75×75mmまたは100×100mm、各アーム最大10kgのモニターに対応します。取り付けはクランプ式です。モニターによって角度調整範囲が制限される場合があるため、画面の外形寸法とVESA穴の位置を確認してから上下間隔を決めましょう。

7. NB ERGONOMIC モニターアーム デュアル アーム型 2画面 A5C 17~32インチ対応…

外部モニター2台にノートPCを加えた作業環境を整えたい人に向きます。画面を浮かせることでノートPCやキーボードの置き場所を確保し、デスク上を広く使いたい場合のデュアル候補です。

高さ、チルト、パン、回転を調整でき、外部モニターの目線をそろえやすい構成です。資料、ブラウザ、作業画面を分ければ、ウィンドウを頻繁に切り替えずに情報を確認できます。2画面環境だけでなく、ノートPCを含めた運用も想定しやすい製品です。

確認できる対応範囲は17~32インチ、各アーム9kgまでです。商品説明には「A5C」と「A5」の表記が混在しているため、購入時は販売ページの商品名、仕様、届く製品の表記を確認してください。VESAや天板に関する条件も注文前の照合が必要です。

8. HUANUO モニターアーム デュアル FLOWLIFTメカスプリング 13~32インチ対応 耐荷…

ガススプリング式とは異なるメカスプリング式を選びたい人向けです。2台を1つのベースにまとめながら、画面を動かす操作性と固定時の安定性を重視する場合の比較候補になります。

テンション強度を確認できる窓があり、感覚だけに頼らず目盛りを見ながら調整できます。上向き85度、下向き25度、回転360度、左右各90度に対応。最大高さ42cm、伸長47.5cmで、用途に合わせて画面位置を変えられます。

各画面13~32インチ、モニターとアクセサリーを合わせて2~9kg、VESA 75×75mmまたは100×100mmが条件です。クランプ式とグロメット式の対応天板厚は20~90mm。壁際では47.5cmの伸長だけでなく、折りたたんだ関節の逃げも確認しましょう。

9. WORLDLIFT モニターアーム デュアル 液晶ディスプレイアーム 2画面 上下40インチ対応…

32インチを超える大型画面を2台設置したい人に向くモデルです。配置によって画面サイズの上限が異なり、上下なら40インチ、左右なら35インチまで対応するため、使いたい並べ方を決めてから比較する必要があります。

48cmのポールを備え、モニター位置は最大81.5cmまで調整可能です。横並びと縦積みの両方を検討でき、取り外し可能なVESAプレートによって取り付け作業を進められます。ケーブルクリップと工具の収納部も備えています。

対応重量は各画面2~12kg、VESAは75×75mmまたは100×100mmです。クランプ式は天板厚10~85mm、グロメット式は10~45mmに対応します。画面サイズの条件は配置別に異なるため、左右と上下のどちらで使うかを先に確定してください。

10. WORLDLIFT モニターアーム デュアル 24~38インチ対応 調整可能 VESA スライド式…

24~38インチの大型モニター2台を並べ、画面の高さを細かくそろえたい人向けです。VESA部分をスライド調整できるため、同じ高さへ合わせたい構成で役立ちます。頻繁な上下移動より、位置を決めて使う環境に適しています。

上下各45度、左右各15度、回転360度に対応し、アーム関節も360度回転します。全長950mm、ポール高409mmの構造で、2台の大型画面を浮かせれば、モニタースタンドが占めていた机上空間を作業に使えます。

各画面24~38インチ、9kg以内、VESA 75×75mmまたは100×100mmが条件です。クランプ式は天板厚10~85mm、グロメット式は10~40mmに対応します。ポール上で上下調整できますが、頻繁な高さ変更を求める場合は可動方式の違いも比較してください。

自分のデスクに合う2画面構成を決めよう

自分のデスクに合う2画面構成を決めよう

左右の画面を別々に動かしたい、異なるサイズを組み合わせたい、将来構成を変更したいなら、シングルアーム2つが選びやすいでしょう。クランプ場所が2か所必要になるため、天板裏の補強材や配線設備まで確認しておくことが大切です。

同じ大きさの2画面をまとめ、固定部や配線を集約したいならデュアルアームが向いています。上下配置を中心に使う場合は高いポールを備えた製品、大型画面には配置別のサイズ上限と耐荷重を満たす製品を選んでください。

購入へ進む前に、VESA、スタンドを除いた重量、画面外形、天板厚、クランプ周辺、壁までの距離を実測しましょう。その数値を候補の条件と照合すれば、見た目だけで選ぶよりも、姿勢に合った動かしやすい2画面環境へ近づけます。