Intel CPUとマザーボードを組み合わせるときは、最初にソケット名を一致させる必要があります。ただし、LGAの番号が同じように見えても、CPUの世代、マザーボードのチップセット、BIOSなどの条件によって使用可否が分かれるため、ソケット名だけで互換性を断定してはいけません。

確認の基本は、CPUとマザーボードの製品名を特定し、それぞれの対応ソケットとCPUサポート情報を照合することです。CPUクーラー、固定金具、保護カバーも、名称が似ているだけでは共用できません。特にLGA2011とLGA2011-v3のような表記は、同一規格として扱わない注意が必要です。

この記事では、Intel CPUソケット一覧を読むための判断基準と、交換・保管・冷却に使う関連パーツを整理します。掲載商品の価格、メーカー公式仕様、CPUとの詳細な適合、保証条件は一律に確認されていないため、価格条件と対応可否は購入前に販売ページおよび機器側の資料で確認してください。

  • CPUとマザーボードは、まずソケット名を完全一致させる
  • 同じソケットでも世代、チップセット、BIOSの確認を省かない
  • LGA2011とLGA2011-v3など、似た名称を同一視しない
  • 保護カバーや固定金具、クーラーも個別に適合を確認する

Intel CPUソケット一覧を正しく読むための基礎知識

Intel CPUソケット一覧を正しく読むための基礎知識
  1. ソケット名の一致が互換性確認の出発点
  2. Intel CPUの世代だけでは対応を判断できない
  3. CPUとマザーボードの対応を確認する手順
  4. 似たソケット名による取り違えを防ぐ
  5. クーラーや保護部品を選ぶときの基準

1. ソケット名の一致が互換性確認の出発点

CPUソケットは、CPUとマザーボードを物理的・電気的に接続する部分です。この記事で扱う製品名や商品説明には、LGA775、LGA1150、LGA1151、LGA1155、LGA1156、LGA1700、LGA1851、LGA2011、LGA2011-v3などの表記が見られます。

番号が異なるCPUを、形状が近いという理由で装着することはできません。CPUを交換するときは、現在のCPU名だけでなく、マザーボードの製品名とソケット表記を確認しましょう。無理に載せたり固定レバーを押し込んだりすると、ソケット側の接点を損傷するおそれがあります。

なお、販売ページに記載された対応表記は候補を絞る材料です。最終判断では、マザーボード側のCPUサポート情報や、部品のメーカーが示す適合条件との照合が必要です。

2. Intel CPUの世代だけでは対応を判断できない

「Core i5だから使える」「同じ世代だから載る」という判断は避けましょう。同じCore i3、Core i5、Core i7などの名称でも、製品ごとに採用ソケットが異なる場合があります。世代表記は手掛かりになりますが、それだけで互換性を確定する情報ではありません。

例えば、掲載しているLGA1700用固定金具の販売情報には第12世代向けの説明があり、商品名には第12・第13世代という表記があります。一方、すべてのCPU、マザーボード、クーラーとの組み合わせが確認されているわけではありません。

CPUの正確な型番を確認し、その型番がマザーボードのCPUサポート対象に含まれるかを調べるのが安全です。世代名とソケット名の両方が一致していても、追加条件がないか確認してください。

Ray
Ray
CPU名が似ていても、型番末尾まで確認すると取り違えを減らせます。

3. CPUとマザーボードの対応を確認する手順

最初に、現在使用しているCPUとマザーボードの製品名を確認します。次に、CPU側のソケットとマザーボード側のソケットを照合し、名称が一致することを確かめます。そのうえで、マザーボードのCPUサポート情報に対象型番があるかを確認します。

中古マザーボードや長期保管品では、BIOSの状態も確認事項になります。この記事で紹介する商品の販売情報だけでは、個々のマザーボードのBIOS条件までは判断できません。CPUを購入する前に、使用予定の基板側で必要な条件を調べてください。

CPUクーラーを再利用する場合は、CPUの互換性とは別に、クーラーの固定方式を確認します。ソケットが変わると取付穴や固定部品が変わる可能性があるため、CPUが使用できてもクーラーをそのまま装着できるとは限りません。

4. 似たソケット名による取り違えを防ぐ

数字が近いソケットや、末尾だけが異なる名称には注意が必要です。掲載商品のうち、オーディオファンのLGA2011無印用カバーには、LGA2011-v3との互換性がないと明記されています。LGA2011とLGA2011-v3は、保護カバー選びでも区別が必要です。

また、「LGA115x」というまとめ方は複数のソケットを指す表現として見かけますが、個別製品の適合を保証する名称ではありません。クーラーやケースを選ぶ際は、実際に使うLGA1150、1151、1155、1156などの番号が対象に含まれるかを確認しましょう。

LGA1700、LGA1800、LGA1851という表記についても、数字が近いことだけを根拠に共用できるとは判断できません。商品ページの名称だけでなく、選択したバリエーションと現物の形状、適合条件を購入前に照合することが大切です。

5. クーラーや保護部品を選ぶときの基準

CPU関連部品は、役割を分けて考えると選びやすくなります。ヒートシンクとファンは稼働中のCPUを冷却する部品、ソケットカバーはCPUを外したマザーボードを保管・輸送するときに接点を守る部品、CPUシェルケースは取り外したCPUを保管するための部品です。

固定金具はCPUをソケットへ保持する部品ですが、交換用ソケットは基板へ実装する修理部材です。掲載しているLGA1156交換用ソケットは、半田ボールが付いた部品であり、一般的なCPU交換のように差し替える製品ではありません。販売情報ではリワーク用ホットエアー機器などが必要とされています。

目的と対応ソケットが一致した後は、個数、付属品、取付方法、必要工具を確認します。保管用品を選ぶだけなら、修理用部材や固定金具を購入する必要はありません。

Ray
Ray
「CPU用」「Intel用」だけで決めず、ソケット番号と部品の役割まで合わせましょう。

Intel CPUソケットの修理・保管・冷却に使う10商品

Intel CPUソケットの修理・保管・冷却に使う10商品

ここでは、交換用ソケット、CPU保管ケース、固定金具、クーラー、ソケット保護カバーを掲載しています。「商品」では対応候補、「商品画像」では外観、「ポイント」では用途と選びやすい人を確認できます。

掲載番号は、実測性能、人気、売上の順位ではありません。異なる役割の部品を含むため、まず用途を決め、使用するソケットとの適合を確認してください。価格条件、メーカー公式仕様、保証、選択中のバリエーションも購入前の確認が必要です。

10商品の比較表

左右にスクロールして比較できます。

商品
商品画像
ポイント
LGA1156マザーボードの修理交換用ソケットおすすめな人:専用設備を使った基板修理を検討している人
created by Rinker
Intel
¥1,370
(2026/10/28 14:16:54時点 Amazon調べ-詳細)

ヒートシンクと4ピンファンを組み合わせたクーラーおすすめな人:LGA115x環境で固定方式を照合できる人
CPUを外したソケットの接点を守る保護カバーおすすめな人:LGA1700系マザーボードを保管する人
LGA115x系として販売されているソケット保護カバーおすすめな人:旧世代マザーボードを保管したい人
created by Rinker
オーディオファン
¥557
(2026/10/28 14:16:54時点 Amazon調べ-詳細)

LGA2011-v3マザーボード用の6点セットおすすめな人:複数のLGA2011-v3基板を保管する人
created by Rinker
Briny
¥2,328
(2026/10/28 14:16:55時点 Amazon調べ-詳細)

LGA1700・LGA1851向けとして販売される5個セットおすすめな人:保管や発送に複数枚必要な人
LGA2011-3用として販売されている保護カバーおすすめな人:対象ソケットを確認して基板を保管する人
created by Rinker
オーディオファン
¥557
(2026/10/28 14:16:55時点 Amazon調べ-詳細)

LGA2011無印専用でLGA2011-v3とは非互換おすすめな人:LGA2011無印を明確に識別できる人

1. LGA1156 CPUソケット BGA 半田ボール済み ピン折れマザーボード修理交換用

LGA1156マザーボードのピン折れなどに対し、ソケット自体の交換修理を検討している人向けの部材です。CPUや保護カバーではなく、基板へ実装する交換用ソケットであるため、一般的なPCパーツ交換とは作業内容が大きく異なります。

裏面には半田ボールが溶着済みとされ、CPU装着面には専用カバーが付いた状態です。適切に修理できる環境があれば、既存基板を再利用する選択肢になりますが、CPUを載せ替えるだけの商品ではありません。

販売情報では、風量や温度を調節できるリワーク用ホットエアー機器などが必要とされ、一般的なはんだゴテやヒートガンでは作業できないと説明されています。設備、作業経験、基板との適合を確認し、難しい場合は修理業者への依頼を検討してください。

2. Xiatiaosann CPU シェルケース Intel LGA775 LGA1150 1155…

取り外したIntel CPUを複数保管したい人に向くケースセットです。販売情報ではLGA775、LGA1150、LGA1151、LGA1155、LGA1156などが挙げられており、修理用ソケットとは異なり、CPU単体の整理と保護に使います。

透明なクラムシェル型なので、ケースを開けずにCPUの表示や状態を確認しやすい構成です。CPUケース10個に加え、静電気防止袋、ラベル、バブルアウトバッグが各10点含まれるとされ、保管物を分けて管理したい場面に役立ちます。

販売情報にないソケットのCPUへ流用できるとは限りません。CPUの外形とケースの保持状態を確認し、端子面へ負荷がかからないように収納してください。長期保管では、付属品だけに頼らず、湿気や静電気を避けられる保管環境も整えましょう。

3. Thermalright intel 12 and13世代LGA 1700曲げ止め金具、曲げ型押さ…

LGA1700環境でCPU固定部の交換を検討している人向けの金具です。商品名にはIntel第12・第13世代向け、商品説明には第12世代対応との記載があるため、自分のCPUとマザーボードに合うかを購入前に個別確認する必要があります。

本体はアルミニウム合金製とされ、絶縁保護マットとL字ドライバーが案内されています。対応する環境で正しく取り付けられれば、CPU周辺を整理した構成で組み立てたい場合の選択肢になります。

純正の固定部品を取り外す作業を伴うため、マザーボードを通電したまま扱わないでください。締め付け方、CPUの向き、クーラーとの干渉、保証への影響は販売情報だけでは判断できません。取付手順と使用機器の条件を確認してから作業しましょう。

4. Intel i3/i5/i7 LGA115x CPU用ヒートシンク+ファン E97379-003

created by Rinker
Intel
¥1,370
(2026/10/28 14:16:54時点 Amazon調べ-詳細)

LGA115x系のデスクトップ環境で、CPUクーラーの交換候補を探している人向けです。モデル表記はE97379-003で、ヒートシンクとファンを組み合わせた製品として掲載されています。

ファンコネクターは4ピンとされており、対応するマザーボードへ接続してCPU周辺を冷却します。既存クーラーの故障や、保管中の構成を再び組み立てる場面では、ソケットカバーとは異なり稼働時に使う部品です。

商品名のLGA115xという表記だけで、すべてのLGA1150、1151、1155、1156環境へ装着できるとは断定できません。マザーボードの取付穴、CPUの冷却条件、ケース内の高さ、ファン端子、固定部品の有無を購入前に確認してください。

5. Intel 対応 インテル CPU 対応 ソケット マザーボード 保護 CPU カバー

CPUを取り外したマザーボードを保管し、露出したソケットへの接触を避けたい人向けです。選択肢名にはLGA1700/1800互換性とあり、販売情報ではLGA1700およびIntel第12・第13世代に関する表記が確認できます。

CPU交換やメンテナンスの途中でカバーを装着しておけば、ソケット上へ物が触れる場面を減らせます。マザーボードを箱へ戻すときや、CPUを外した状態で一時保管するときに役立つ部品です。

商品情報内にはCPUソケットや対応範囲について表記の揺れがあるため、商品名だけで適合を確定しないでください。販売ページで【No.6】のバリエーションが選ばれているかを確かめ、マザーボード側のソケット形状と装着方法を照合しましょう。

6. Intel 対応 インテル CPU 対応 ソケット マザーボード 保護 CPU カバー

LGA1150、LGA1151、LGA1155、LGA1156系マザーボードをCPUなしで保管したい人向けのカバーです。複数のソケット名が商品名に挙げられていますが、CPUを収納するケースではなく、マザーボード側のソケットを覆う用途です。

CPUを一時的に取り外すメンテナンスや、旧構成のマザーボードを保管する場面で、接点への不用意な接触を抑えるために使えます。小さな部品なので、使用後も次回の保管に備えて所在を決めておくと扱いやすくなります。

販売情報の仕様欄には商品名と整合しないソケット表記も見られるため、適合は未確定です。購入時は【No.2】のバリエーション、使用するマザーボードの正確なソケット番号、カバーの装着位置を確認し、力を加えて押し込まないでください。

7. オーディオファン CPUソケットカバー LGA2011-V3マザーボード用 2011-3 CPU…

created by Rinker
オーディオファン
¥557
(2026/10/28 14:16:54時点 Amazon調べ-詳細)

LGA2011-v3ソケットを備えたマザーボードを複数保管したい人向けの6点セットです。LGA2011無印用とは分けて掲載されているため、末尾の「v3」まで確認して選ぶ必要があります。

マザーボードのCPUソケット金属固定カバーへ被せ、ピンの露出を防ぐ用途とされています。使っていない基板の保管中に装着することで、接触や異物の付着を避けやすくなります。複数枚を扱う修理・保管環境にも合わせやすい個数です。

対応デバイスにはサーバーとの記載がありますが、すべてのサーバー用マザーボードへ適合するわけではありません。LGA2011-v3であること、固定カバーの形状、必要個数を確認してください。保証期間は販売情報上、お届け日より1か月とされています。

8. Briny River 5個 CPU ソケットカバー Intel LGA-1700 LGA-185…

created by Rinker
Briny
¥2,328
(2026/10/28 14:16:55時点 Amazon調べ-詳細)

LGA1700またはLGA1851のCPUソケットを、保管や発送、メンテナンス中に覆いたい人向けの5個セットです。CPU本体のケースではなく、マザーボード側のソケットを保護するための部品として販売されています。

プラスチック製で、静電気防止、軽量、再利用可能と説明されています。複数のマザーボードを扱うPC組立や修理の場面では、作業待ちの基板へ個別に装着して管理しやすい構成です。

LGA1700とLGA1851の両方が商品名に記載されていますが、使用する基板への装着状態は購入前に確認してください。商品モデル番号として138-EGが掲載されています。無理な装着は避け、固定方法と取り外し方を確かめて使用しましょう。

9. Intel 対応 インテル CPU 対応 ソケット マザーボード 保護 CPU カバー

LGA2011-3として販売されているマザーボード用保護カバーを探している人向けです。CPUを外した状態のソケットを覆う部品であり、LGA2011無印用カバーやCPU冷却部品とは用途と適合条件が異なります。

長期保管やCPU交換の途中で使用すれば、ソケットへ手や物が触れる場面を減らせます。CPUを装着していないマザーボードを移動するときも、露出した接点を意識して扱いやすくなるでしょう。

商品名は【No.5】LGA2011-3ですが、仕様欄にはLGA1700など整合しない記載も見られるため、適合は販売情報だけで確定できません。選択中のバリエーション、実物形状、マザーボードのソケット名を購入前に照合してください。

10. オーディオファン LGA2011無印用 CPUソケットカバー マザーボード CPU ソケット 6点

created by Rinker
オーディオファン
¥557
(2026/10/28 14:16:55時点 Amazon調べ-詳細)

LGA2011無印のマザーボードを保管する人向けのCPUソケットカバーです。販売情報ではLGA2011無印専用で、LGA2011-v3との互換性はないと明記されているため、似た名称を区別する具体例になります。

金属固定カバーへ被せてピンの露出を防ぐ用途で、6点が含まれます。複数のLGA2011マザーボードを整理するときに、CPUを外したソケットへの接触や異物の付着を避けやすくなります。

製造元リファレンスとしてAF-CPUMB2011BK106が記載されています。購入前にはLGA2011無印であることを確認し、LGA2011-v3用と取り違えないでください。保証期間は販売情報上、お届け日より1か月とされています。

Ray
Ray
保護カバーは小さくても規格ごとの差が重要です。基板の印字や製品情報を確認してから選びましょう。

Intel CPUソケット選びは型番と用途の照合から始めよう

Intel CPUソケット選びは型番と用途の照合から始めよう

Intel CPUの互換性を確認するときは、CPUとマザーボードのソケット名を一致させたうえで、CPUサポート情報やBIOSなどの追加条件を調べます。Core i3、Core i5、Core i7といったシリーズ名や世代名だけで判断しないことが重要です。

関連部品も、用途によって選択肢が変わります。CPUを冷却するならクーラー、取り外したCPUを保管するならシェルケース、CPUのないマザーボードを守るならソケットカバー、基板修理なら交換用ソケットが候補です。役割の異なる製品を代用品として扱わないでください。

最後に、使用中のCPU型番、マザーボード名、ソケット番号をメモし、購入候補の対応表記と一つずつ照合しましょう。LGA2011とLGA2011-v3のような違いも省略せず確認すれば、必要な部品を絞り込みやすくなります。