モニターアームが後ろに出ない設置方法は?壁際で使える10製品を比較
モニターアームを後ろに出さないためには、単に「省スペース」と書かれた製品を選ぶだけでは不十分です。卓上型なら後方への回転を制限できるモデルやポール型、机を壁へ密着させたいなら壁掛け型、天板を挟めないならグロメット式・置き型・パーテーション取付け型が候補になります。
特に注意したいのは、モニターを奥へ下げようとしたときに、多関節アームの肘が机の後ろへ張り出すことです。必要な隙間はアームの形状や画面位置によって変わるため、共通の数値では決められません。固定部だけでなく、希望位置まで動かした状態の後方突出も確認しましょう。
一方、壁掛け型は机の後端にクランプを置かずに済みますが、壁への施工と壁から画面までの距離が必要です。まず天板、壁、モニターの重量、VESA規格、ケーブルの逃げを確認すると、自分のデスクに合う方式を絞り込めます。
- 卓上型は180°ストッパーやポール型を選ぶと、壁側への回り込みを抑えやすい
- 必要な壁との隙間は一律ではなく、画面を奥へ動かした状態で確認する
- クランプを挟めない机では、グロメット式・壁掛け式・置き型も候補になる
- 重量、VESA、天板厚、壁の種類、配線経路を購入前に照合する
モニターアームを後ろに出さず設置するための判断基準

- 後ろに出ない設置は固定方式と関節の動きで決まる
- モニターを後ろへ下げられる範囲と壁の隙間
- クランプを挟む場所がないときの解決方法
- 下げられない・怖いと感じる原因と確認事項
- アームとスタンドを利用環境で選び分ける
1. 後ろに出ない設置は固定方式と関節の動きで決まる
壁際で使いやすい卓上型を探すなら、台座付近の回転を180°に制限できるかを確認します。回転範囲を壁と反対側に限定できれば、操作中にアームが壁側へ回り込んで接触するリスクを抑えられます。
ただし、回転制限があっても固定部や関節の厚みまでゼロになるわけではありません。「壁に当たりにくいこと」と「机の後端から一切出ないこと」は分けて考える必要があります。ポール型のように関節が比較的まとまりやすい構造も検討対象です。
机を壁へ寄せることを最優先するなら、壁掛け型や自立式が分かりやすい選択肢です。壁掛け型は机側の後方突出を避けられ、自立式は天板の後端を挟まずに設置できます。
2. モニターを後ろへ下げられる範囲と壁の隙間
前後調整に対応するアームなら、モニターを手前にも奥にも動かせます。ただし、画面を奥へ移動すると関節が後方へ折れ、アームの一部が机の外へ出る場合があります。可動範囲が広いほど壁際に強いとは限りません。
必要な隙間を確認するには、机の後端から壁までの距離だけでなく、モニター背面、VESAプレート、関節、ケーブル端子の位置を見ます。希望する画面位置を決め、その姿勢で最も壁側へ出る部分を基準にしてください。
壁掛け型にも壁から画面側への突出があります。今回比較する製品では、136mmの薄型デュアル型や、壁面から10.4cmまで折り畳めるシングル型が確認できます。壁掛けだから画面が壁へ密着するとは限らない点に注意しましょう。
3. クランプを挟む場所がないときの解決方法
天板の後端に幕板、配線トレー、フレームがある机では、クランプの下側金具を入れられないことがあります。この場合、天板に適合する穴があればグロメット式、壁へ固定できるなら壁掛け式、加工を避けるなら置き型を検討できます。
オフィスのパーテーションを利用できる環境では、上端へ掛ける専用金具も選択肢です。ただし、パーテーションの厚さと耐荷重を確認し、机の天板へ固定する一般的なアームの代用品として安易に取り付けないでください。
デスクシェルフへの取り付けは、シェルフ側の強度や固定構造が確認できない限り避けるのが無難です。アームにはモニター重量だけでなく、前方へ伸ばした際の力も加わります。取り付け面が用途に適合するかを必ず確認しましょう。
4. 下げられない・怖いと感じる原因と確認事項
ガススプリング式やメカニカルスプリング式のアームが下がらない場合、モニター重量と張力設定が合っていない可能性があります。製品の説明書に従って張力を調整し、対応重量の範囲内かを確認することが先決です。
落下や転倒が怖いと感じるときは、VESA規格、モニター重量、天板厚、固定部の締結状態を順番に点検します。耐荷重だけ合っていても、VESA穴や取り付け面が適合しなければ安全な設置にはなりません。
設置作業では画面を支える人と固定する人に分かれると、無理な姿勢を避けやすくなります。固定後はケーブルに余裕を持たせ、アームをゆっくり全方向へ動かして、壁や周辺機器と干渉しないことを確かめてください。
5. アームとスタンドを利用環境で選び分ける
モニターアームは高さや前後位置を変えやすく、画面下の空間も使いやすくなります。その反面、天板や壁への固定条件があり、可動させるための空間も必要です。頻繁に姿勢や画面位置を変える人ほど利点を得やすいでしょう。
置き型スタンドは、机へ穴を開けたり後端を挟んだりせず使える点が魅力です。可動範囲は製品ごとに異なりますが、壁際の机や固定できない天板では扱いやすい選択になります。ただし、ベースを置く机上面積は必要です。
最適な取り付け位置は、画面を正面から見られ、普段の姿勢で高さと距離を合わせられる場所です。中央設置にこだわるより、アームの関節が壁側へ逃げず、配線にも負担がかからない位置を優先してください。
壁際で使いやすいモニターアームと設置候補10選

比較表では、商品欄で製品と固定方式を確認し、商品画像欄で外観、ポイント欄で壁際での使い方と適した人を把握できます。掲載順は設置方式を比較しやすく並べたものであり、実測性能、売上、人気の順位を示すものではありません。
壁への回り込みを抑える卓上型、机のクランプを使わない壁掛け型や置き型など、必要な工事と可動性が異なります。自宅の天板や壁に取り付けられる方式から候補を絞りましょう。
左右にスクロールして比較できます。
1. monTEK モニターアーム Pro 無重力 17〜57インチ対応 耐荷重2〜27kg ガススプリ…
大型モニターを壁際へ設置しながら、前後や高さを頻繁に変えたい人に向く卓上型です。180°ストッパーによって壁側への回転を制限でき、アームが不用意に後ろへ回り込む動きを抑えられるため、最初に比較したい製品です。
通常モニターは2〜27kg、湾曲モニターは2〜22kgに対応し、17〜57インチまでを対象としています。片手で位置を調整しやすく、画面下のスタンドがなくなることで、キーボードや小物を置く作業面も確保しやすくなります。
VESAは75×75mmと100×100mmです。クランプ式は天板厚12〜45mm、グロメット式は12〜60mmに対応します。ストッパーは後方突出をゼロにする機能ではないため、台座、関節、ケーブルを含む壁との間隔は設置前に確認してください。
2. 壁掛けモニターアーム 2画面 13-27インチ 耐荷重10kg ブラック
机の後端へクランプを付けず、2台のモニターを壁面へまとめたい人に適しています。壁からの突出が136mmと明示された薄型設計なので、机を壁へ寄せたい場合に必要な奥行きを具体的に検討しやすい製品です。
13〜27インチのモニターに対応し、耐荷重は1台あたり10kgです。チルト、スイベル、回転によって2画面の向きを調整でき、スタンドや卓上アームが占有していた机上スペースを書類や入力機器へ回せます。
VESAは75×75mmと100×100mmです。コンクリートまたはレンガの壁への固定が案内されており、壁取り付け時はチルトや回転機能に制限があります。壁材と固定方法を確認し、必要なら施工できる人へ相談してください。
3. ERGOTRON エルゴトロン LX Pro デュアルモニターアーム 縦/横型 2画面用 27イン…
壁際でも2画面を横並びまたは縦積みで使い、位置を細かく変えたい人に合います。台座の回転を180°と360°で切り替えられ、180°設定では壁側への回り込みを制限できることが、比較する大きな理由です。
各アームは1.8〜10kg、21.5・24・27インチなどのモニターに対応します。メカニカルスプリング式で、画面の高さや角度を動かしても希望位置へ保持しやすく、作業内容に応じて2画面の並べ方を変えられます。
VESAは75×75mmと100×100mm、クランプ式は天板厚10〜60mmに対応します。グロメット取付けには別売マウントが必要です。アーム自体の後方突出寸法は確認できないため、180°設定時も壁との実用的な隙間を測ってください。
4. モニターアーム 壁掛け 17~49インチ対応 耐荷重約20kg
ウルトラワイドを含む大きめのモニターを壁へ固定し、使わないときは奥へ畳みたい人に向きます。壁面から10.4cmまで折り畳める具体的な寸法が示されており、机後方へ卓上アームを張り出させたくない場合に比較しやすい製品です。
最大約46.1cmまで引き出せるため、普段は壁側へ寄せ、細かな作業では画面を手前へ移す使い方ができます。上下の傾き、左右の首振り、回転にも対応し、固定式の薄型金具より画面位置の自由度を残せます。
17〜49インチ、約20kgまでに対応し、VESAは75×75mmと100×100mmです。壁から10.4cmの空間は残るため、完全な密着設置ではありません。壁の材質、固定部の強度、画面を伸ばした際の周囲との干渉も確認しましょう。
5. monTEK モニターアーム Pro 無重力 13〜40インチ対応 耐荷重2〜11kg アルミ合金…
大型向けモデルほどの耐荷重を必要とせず、一般的な中型モニターを壁際で柔軟に動かしたい人に適しています。180°ストッパーで壁側への回転を制限でき、卓上設置のまま後方への回り込みを抑えられる点から比較候補になります。
通常モニターは2〜11kg、湾曲モニターは2〜10kgで、13〜40インチに対応します。上下、左右、回転、前後を調整できるため、座る位置や作業姿勢に合わせて画面を動かし、使わない机上空間も活用しやすくなります。
VESAは75×75mmと100×100mmで、クランプ式とグロメット式の両方を選べます。対応天板厚は10〜50mmです。180°ストッパーを使っても後方寸法がゼロになるとは限らないため、壁と台座の間に必要な余裕を確かめてください。
6. GIBBON MOUNTS パーテーション モニターアーム 13~34インチ 上下左右15°調節…
机の後端を挟めない一方、適合するパーテーションを利用できるオフィス環境に向く製品です。水平多関節アームではなく、パーテーション上端へ掛ける固定式なので、机の後ろへ関節を回り込ませず設置したい場合に役立ちます。
高さは8段階、最大21cmの範囲で調整できます。画面は360°回転でき、上下左右も各15°調整できるため、固定式でありながら目線や資料の向きに合わせた基本的な位置調整が可能です。
13〜34インチ、最大8kg、VESA 75×75mmと100×100mmに対応します。取り付けられるパーテーション厚は32〜89mmです。背面側金具の寸法は確認できないため、隣席側の空間やパーテーション自体の設置条件も事前に確認してください。
7. モニターアーム 壁掛け 32インチ対応 耐荷重9kg VESA75/100 ブラック
クランプを使えない机で、壁面からモニターを大きく動かしたい人に合うシングルアームです。3段式の関節を備え、卓上の固定場所を必要とせずに前後・上下・左右の位置を調整できる点が比較理由です。
ガス圧機構により、姿勢や作業内容に合わせて高さや角度を変更できます。壁面へ固定することで机上のスタンドをなくせるため、書類や周辺機器を置く場所を広げ、モニター下も掃除しやすくなります。
最大32インチ、耐荷重9kg、VESA 75×75mmと100×100mmに対応します。折り畳み時に壁からどの程度出るかは確認できないため、壁寄せ寸法を重視する場合は購入前に確認が必要です。壁材に合った固定方法も確かめてください。
8. Ergounion PCモニターアーム 壁掛け 液晶ディスプレイアーム 13~38インチ対応 耐荷…
机の後端を空けながら、立位と座位などに合わせて画面位置を変えたい人に向く壁掛け型です。メカニカルスプリング式の関節アームを壁へ直接固定するため、卓上クランプを置かずに可動性を確保できます。
上90°から下25°の傾き、180°のスイベル、360°の回転に対応します。モニターを壁側へ寄せるだけでなく、必要なときに見やすい位置へ動かせるので、作業面を空けたまま姿勢に合わせた環境を作れます。
13〜38インチ、約11kgまで、VESA 75×75mmと100×100mmに対応します。木、コンクリート、レンガの壁への取り付けが案内され、乾式壁のみへの固定はできません。最小突出寸法は確認できず、在庫表示も変動するため購入時に再確認してください。
9. MOUNTUP モニターアーム 置き型 PCモニタースタンド 13~42インチ対 小型テレビスタン…
天板を挟めず、壁にも穴を開けたくない人に適した置き型です。クランプや多関節アームを机の後ろへ回り込ませないため、壁際の机でも固定部のために後方空間を設けにくい環境で比較する価値があります。
13〜42インチ、耐荷重15kgで、高さを多段階に調整できます。上下各30°の傾き、左右各45°の首振り、360°回転に対応し、付属のケーブルクリップで配線もまとめられます。
VESAは75×75mmと100×100mmです。自立式なので天板への固定は不要ですが、ベースを置く面積は必要になります。モニターとスタンドを合わせた設置奥行きを測り、机上で安定して置けることを確認してください。
10. NB ERGONOMIC モニターアーム シングル 場所をとらないポール型 最大32インチ / 耐…
壁掛け工事をせず、奥行きの限られた机で卓上アームを使いたい人に向きます。省スペースなポール型でありながら5つの可動軸を備え、固定式スタンドより広く位置を調整できる点が比較理由です。
最大32インチ、耐荷重9kgで、高さは最大約57cmまで対応します。高さ、前後、上下、左右、回転を組み合わせられるため、ポール周辺へ構成をまとめつつ、視線や座り方に合わせて画面を配置できます。
クランプ式は天板厚約10〜50mm、グロメット式は穴径約10〜60mmに対応します。後方突出がゼロとは確認できないため、壁との距離は実際の可動姿勢を想定して判断してください。モニターのVESA規格と重量も購入前に照合しましょう。
後ろに出ない環境は固定方式から決めよう

壁際で卓上アームの可動性を残したいなら、180°ストッパー付きや省スペースなポール型が候補です。ただし、壁側への回転を止められても、台座や関節、ケーブルの厚みは残ります。希望する画面位置で後方へどこまで出るかを確認してください。
机をできるだけ壁へ寄せたいなら壁掛け型、クランプを挟めず壁への施工も避けたいなら自立式が選びやすいでしょう。適合する仕切りがあるオフィスでは、パーテーション取付け型も有効です。
最後に、モニターの重量とVESA、天板厚または壁材、固定部周辺の障害物、配線の曲げしろを照合します。条件に合う方式を選べば、画面を見やすい距離へ整えながら、机上を広く使えるデスク環境へ近づけます。











